皆さまこんにちは、
時計に少し詳しくなってくると覚える
セイコー社が開発した
「SPRING DRIVE」
について書いてみたいと思います。
詳しい解説は⬇️
https://www.grand-seiko.com/jp-ja/collections/movement/springdrive
いわば機械式とクオーツのハイブリッド。
今は更に改良された新型ムーブメントもありますが一般的なスプリングドライブは、精度月差±15秒、パワーリザーブが72時間となっております。
機械式というゼンマイを巻いたりと言った面倒を楽しむ、いわば道楽に近い部分とクオーツと同じ月差で±15秒という便利な部分を持つムーブメントです。
でもある日ふと思うわけです。
「月差±15秒で2,3年持つごく普通のクオーツ時計の方が優秀じゃん」
と笑
さらにクオーツ時計には正統進化した、ソーラー、そしてソーラー電波、GPSソーラーがいるのです。
それなのに、72時間という制約がある「スプリングドライブ」
結局のところ「スプリングドライブ」というムーブメントは究極の浪漫でしかないのだと思います。そもそも機械式時計自体が浪漫なわけですが。
時計好きが気付いたら毒されている機械式こそ「正義」という考え方にどっぷり浸かっているからこそ魅力的に見えるのです。
ただ時計好きでもクオーツを制御して精度を出しているんだから機械式の正統進化ではない「邪道」だ!と嫌う人もいるでしょう。
そういった意味ではクオーツ、機械式両方の正統進化でないどっちつかずのムーブメント、それが「スプリングドライブ」なわけです。
ここまで書くと自分自身で
「スプリングドライブの魅力ってなんなんだろう?」
と自問自答したくもなるのですが結局のところ理屈や合理性とかではないのかもしれませんね、、、
私は最終的に「ガランティスト」になってしまったのもあり、GSで1本、ガランテで7本、計8本のスプリングドライブを今まで使用してきましたが壊れてオーバーホールに出したのはSBLA091「黒豹」の一本だけです。中には発売から10年以上経っていても精度内でしっかり動いているモデルもありました。そういった意味では普通の機械式よりも耐用年数は長いと思います。
スプリングドライブの売りである「スイープ運針」滑らかに動く針ですね。
1か月もすると何も感じなくなります笑
でもそれは「ロレックス」だろうが「オメガ」だろうが同じです。購入して1か月も着けてしまえばそれが「当たり前」になってしまうから。
まだ「スイープ運針」という普通の機械式と違う動きがある分飽きないかもしれません。
うーん、何を言いたいかいまいちわからなくなって来ましたが、これだけ私がいろいろ書いてきて、それでもスプリングドライブに魅力を感じるのならばそれは、
「買うべき」
ということでしょう‼️
逆にこれを読んでいて正気に戻ったのならば、
「買わないべき」
なのでしょう。
そういう、究極の浪漫型ムーブメント、それがセイコー社の「SPRING DRIVE」なわけです。
さああなたはこの記事を読んでどちらに心が動きましたか?
それでは〜