こんばんは、今回は前回の記事の続き、KOラウンドとなった7RのKOシーンについてお話ししてみたいと思います❗️
第6Rダウンを取ったことによりかなり有利に立った井上尚弥選手、一方マロニー選手目線で考えればポイントでも分が悪く6Rにはダウンも奪われていると。選手心理としては負けるにしてもKO負けは嫌だ、と考えて防御に徹してしまう選手もいるでしょう。しかしマロニー選手は勝つために練習してきたと。そうなるとダウンを奪ってのKO勝ちしかないと、考えるでしょう。
井上尚弥選手はそれを逆手に取るように両手を下げた状態で今までとはタイミングも違う左ジャブを何発も放っていきます。私には餌を撒いている状態のように見えました。しかもパンチの数は井上尚弥選手の方が多く、応戦しなければと井上尚弥の攻撃に対し半ば誘われる形で出したワンツー。
マロニー選手のジャブの出し始め。
マロニー選手のジャブが伸びた状態
マロニー選手が右ストレートを打ち出し始めています。
一方井上尚弥選手もジャブに対しカウンターを合わせる右ストレートが始動しています。
モロニー選手のストレートはわずかに振りかぶり気味です。
それに対し井上尚弥選手のストレートは振りかぶらず肩口からそのまま前に最短距離でパンチが出ています。
この時点で井上尚弥選手のカウンターがヒット。これから4コマ送ってもまだモロニー選手の右ストレートは井上尚弥選手の顔に届いていません。
そしてこの後マロニー選手のストレートもしっかり交わしています‼️
恐るべしです💦
まるで漫画の1場面のような綺麗なカウンター🥊
パンチスピードにも差があるのでしょうがパンチの軌道にも差があったのでしょう。予備動作なく肩口からいわゆるノーモーションの右、そしてあれだけの近距離であの威力‼️
たぶんマロニー選手にはパンチは見えていなかったのではないでしょうか?
良くボクシング経験者は見えているパンチはパワーがあっても耐えられる、しかし見えないパンチを喰らうと効いてしまう。と言います。あの倒れ方は見えてなかったような倒れ方ではないかと私は推測します。
いやぁ、本当に濃厚な7Rでした‼️
私が思う日本ボクシング史上最強の井上尚弥選手。この先一体どんなボクシングを魅せてくれるのでしょうか✨
次の試合が楽しみで仕方ありません‼️
それでは〜