NA1004-10E
今回の記事はシチズン社に対して厳しい事を書かせて頂きます。先に述べておきますがシチズン社が嫌いなわけではありません。
それはこのブログを一通り見ていただければわかって頂けると思います。
むしろ私は国産時計メーカーに尊敬の念を持っていますし、セイコー、シチズン、オリエント、カシオ、嫌いなメーカーはございません。
メイドインジャパンは伊達じゃない、ということを世界に知らしめて欲しいとさえ思っています。
だからこそ、可愛さ余って憎さ100倍というヤツです。
と前置きをしつつ本題に入ります。
最近の記事でSeries8 NB6032-53Pを購入したこと。またバンド交換を試みた事を書きました。
そしてバンド交換をした事で判明したことです。
今回のSeries8メカニカルシリーズ、革バンドやウレタンバンドのモデルには観音式のバックル(プッシュ式)が採用されています。
問題のNA1004-10Eの観音開きバックル(プッシュ式)
まず観音式のバックルのメリットとはなんなのか?
と自分なりに考えた時にバンドが傷んで交換したいとなった時に市販のバンドを違和感なくつけられるという事だと思っています。3つ折れ式のバックルだとバックルの位置がズレてしまいそれは装着感の悪さに繋がります。何故ずれるかというのは以前このブログでも書きましたが長くなるので今回は割愛致します。
腕時計バンドのバックルのフィット感について❗️ - 腕時計って必要⁈
もし興味がありましたらこちらもどうぞ↑
しかしSeries8 870に至っては一体型バンドなので基本市販のバンドをつける事が出来ません。
なので観音式バックルのメリットを見出すことが出来ません。(ネットで調べたら両方開くので腕の太い方でもストレスなく着けられると書いてあり確かにそれはあるかもと。ただ私は手首周り18cmあり日本人の中では太い方だと思いますが3つ折れ式バックルでストレスを感じた事はありません。)
では観音式バックルのデメリットは?
これは単純に装着するのに両開きな分、パチン、パチンと2アクション必要です。
また両開きな分、最初はバックルをどっちに返すのかわかりにくかったりします。(これはすぐ慣れますが。)
とはいえそこまでのデメリットではなくこれだけで私はああだこうだ言うつもりはないんです。
これは今回観音式バックル(プッシュ式)を着けてみて私も発見したことです。
発見したというか発見せざるを得なかったというか、、、
観音式バックル(プッシュ式)のプッシュ部分は手首に近い部分に位置してしまうんです。
ではそうなるとどういうことが起こるかというと、、、
プッシュ部分が手首に食い込んでいるのがわかりますか?これ上の画像は痛いのでかなり緩めて着けてるんです。
ピッタリ目に着けようものなら
痛くないわけがない、、、
この痛みで観音バックル(プッシュ式)の最大のデメリットを発見させて頂きましたよ強制的に、、、
3つ折れバックルの場合もう少しプッシュボタンの位置が上(皮膚から遠くなる)になるのであまり当たらない。
もしくはプッシュ式でなければプッシュボタンがないのでこんなことにはならないんですよね。(ただ力で開閉タイプは経年と共にゆるゆるなって留められなくなるのでこれはこれで困る。)
プッシュボタンの形状にも問題があるのかもしれない。
でもこんなのは着けて数時間もすれば発見できる事なんです。(私は数分でしたけど。)
私はアトピーなので皮膚が弱いからなのか?大半の人は痛くない?
そうなのか?
私は今までおそらく50本前後時計を着けてきたと思います。その中で着けててこんな痛い時計は初めてです。
これが20万前後する時計につけるバックルなのか?正直Series8を1本目に買う方はあまり居ないと思います。ある程度時計に造詣がある人が買う時計でそういう人達は何本も時計を着けてきた人間なわけで、この装着感でそういった手練れの時計通を納得させられるのか?
そもそもこれを開発したシチズン社の人たちは試着をしたのだろうか?
例えば手首周り15cm,16cm,17cm,18cmの人などに試着してもらって感想もらう、とかモニターテストを行ったのだろうか?
残念だ、、、非常に残念、、、
海外の時計でデザインに特化した挙句装着感が悪いとかはある話だが、ある意味1番日本らしい丁寧という部分で負けてしまっているというか、、、
こういう部分こそ丁寧な姿勢を見せてもらいたかった。
これからのSeries8に期待してますよ‼️
それでは!