さて、前回記事の答えだが
私が購入したのはセイコー クレドール 「ノード」シリーズのGCBT987。
なんともクレドールらしからぬデザインではないか。
しかもノードの中では良く市場に出てくるラウンドケースではなくレアなスクエアケース(レクタンギュラー)
時刻合わせが非常に面倒な多針モデル。
通常クレドールでスクエアケースといえば
上のようなモデルを思い浮かべてしまうのではないだろうか?
こちらのモデルはケース径は30mm未満。
いわゆるドレッシーでシンプルないつものクレドールだ。
GCBT987はリューズ除く約37mm(スクエアで37mmは大きい。)厚みは約14mm。通常のイメージのクレドールとは程遠い大きさだ。
おそらくミナセの5,7WINDOWSシリーズと同じくらいはあるのではないか?
そして前回「特上」と書いた理由は、
私が購入したのは上の純正メタルバンドに換装済みのGCBT987なのだ。
あー、なんだ純正メタルバンドに換装してあるだけか、と思った方がいたらこれから下の文章を読んでほしい。
以前から記事にしているがメタルバンドを革バンドに交換するのはコスパが良いのだが、逆に革バンドのモデルを純正メタルバンドに替えるのは非常に高くつく。
ちなみにこのメタルバンドの値段はおいくらかおわかりだろうか?
材質がチタンということもあり、、、なんと
税込282,700円❗️
バンドだけのお値段でだ。
これが最初から付いてくる。これを「特上」と言わずなんと言おう。
そもそもこのバンドはGCBT989用のバンドで、
GCBT989
そして当時の定価は
GCBT987 60万+税
GCBT989 70万+税
ちなみにGCBT989にGCBT987の革バンドと純正バックルを付けたいとなった場合、
革バンド 23,100円
バックル 19,240円
計42,340円
そしてGCBT987に純正メタルバンドを付ける場合
メタルバンド 282,700円
本体代が60万+税と70万+税で10万の差が付いてるのでそれを加味したとして、
282,700−(23,100+19,240+110,000)=130,360
それでもなんと13万円もの差が付いてしまうのだ。
そして三年前このモデルを見つけた時、GCBT987の白文字板の方が好みだけどGCBT989の方がメタルバンドで使い勝手が良いかな、GCBT987にメタルバンドを追加購入したら高いだろうなー。15万くらいかな、と勝手に想像していた。15万でも十分高いのだがまさかの約28万円。それが今回購入したのは最初からメタルバンドの方が付いた状態なのだからまさに願ったり叶ったりの状態だ。とはいえ自分のサイズには足りなかったのでコマを追加注文することになったが。
ちなみに1コマ約1万円×2
安いGーSHOCKのソーラー電波が買える値段だ。(20mm×10mm程度の金属が1万というのは恐ろしいけど考えないことにしよう、、)
私がこの時計本体を購入した価格は新品純正バンドより安い。いくら純正メタルバンドに替えたいと言っても本体代より高いバンド代金を払えるだろうか?
答えはもちろんNOである。
だから中古とはいえ純正メタルバンドが付いてくるというのは「特上」なことなのだ。
ちなみに、GCBT987と同時にGCBT989も同ストアから出品されている。おそらくストアに持ち込んだ前オーナーは同じ方なのだと思う(時計のバンドサイズも一緒。)
同じ型の時計を2本所有、しかもGCBT987をメタルバンドに換装している。どう考えても富裕層である。おそらくコレクションとして集められていたのだと思う。そして総じてそういう方が所有していた時計は状態が良い。
これも安心して購入出来る大きな理由だ。
さて今回は長くなったのでここらへんで。
次回は「神からの試練について」お話しよう。
それでは。