おはようございます☀
いやぁ、寒い、寒すぎますね、、
そして早速本題へ、、
まず下の画像をご覧ください🔽
これが私が「エングレービングベゼル」に興味を持つようになったきっかけの画像です。
そして、この画像を見て、これしかない!と思い早速、これを彫ったエングレーバーにメールで連絡を入れました✉️
私もガランテを所有しているのですが「ベゼル」にエングレービングを彫って下さい。と
そうしたところ先方より返事がありまして、入れられるか確かめるので時計の画像を送ってくださいとのことでした。
なので私は「雪豹」の画像をお送りしました。
実際送った画像がこちらです🔽
そして、この画像を送ったあとの返信がなんと、、、、
「こんばんは 写真拝見致しました。 素晴らしく綺麗な時計ですので彫らない方が良いのではと思います。 宜しく。」
唖然としました、、、
私としては彫って欲しかったのでさらに頼みこんでみましたが最終的には「ベゼル」だけの彫刻はやっていない、ではケースもして頂いて大丈夫です。と返信してものらりくらりと断られました。
結局先方の気が乗らなかったのかなんなのかはわかりませんが、私の方もこの方に頼むのはもういいや、となりました。
そして自分で更にエングレーバー探して現在の「エングレービングベゼル」の完成に至ったわけです。
今回、エングレービングを施してくれたエングレーバーは先の私の断られた方のことをご存知でした。
私も自己紹介欄を読んでいたので知っていたのですがお歳も70歳を越えているんです。なのでこの界隈ではかなり名の知れた方なのだと思います。
今回、私のベゼルを彫って頂いた方は私より少し若く40歳いかないくらいです。
ここで私なりに思うことがあります。
こういった細かい作業、今回のエングレービングだったり、時計のオーバーホールだったり、、一体いつが1番脂の乗っている時期なのだろうと、、
例えば20歳からその仕事に従事したとして、30代半ばくらいから良くて50代くらいまでなんじゃないかと。あとは体力だったり目の衰えを、技術と経験で誤魔化しながらやっていくしかないのではないか。その技術も加齢とともに衰えていく、、、
特に目の衰えというのは加齢と共に顕著に現れますよね。
あのイチロー選手でさえあれだけ身体のメンテナンスを怠らない人でも目の衰えには抗えなかった。と言っても動体視力の衰えがエングレービングに関係あるかはわかりませんが笑
今回彫っていただいたエングレーバーの方と色々話させて頂いたのですが、先のエングレーバーの方は「和彫」らしいのです。和彫というのは比較的大きな対象物に大胆に彫るのが向いているらしく、小さな対象物に細かく彫るには「洋彫」の方が向いているらしいです。たしかに最初の方はナイフやモデルガンに彫るのが専門で、腕時計は専門外でした。更に今回は薔薇シリーズより小さい雪豹のベゼルです。少し失礼な言い方になりますが最初のエングレーバーの方は雪豹を更に昇華させるだけのエングレービングを入れる自信がなかったのではないかと。
それが「雪豹」の画像を見た後の返信のメールの真意なのではないかと。
そして今回私が依頼したエングレーバーは「洋彫」専門の方です。勿論ナイフやバングルなどに彫ることも多いですが時計にエングレービングすることも多く経験十分、そして年齢も若く(といってもこの業界で10年以上)まさに技術と経験を持ち合わせたエングレーバーだと思うのです。
こんな経緯があり、今回のエングレーバーに彫って頂くことになったのです。
最初のエングレーバーの方に断られたことが結果的には良かったんですよね。
終わりよければ全てよし。
勢いあまってそのまま彫ってもらって後日もっと繊細な模様を入れられる「洋彫」を知ってしまったら、それこそ後の祭りです。
長くなりました、、
vol,2にて今回エングレービングを入れて頂いたエングレーバーの方とベゼルに入れる模様だったり完成に至るまでの経緯を書こうと思います。
それでは〜✨