9F62ムーブメント
https://www.grand-seiko.com/jp-ja/
グランドセイコーHP
以前、「時計を買う」にてグランドセイコーSBGC001を購入したことを記事にしましたが、では改めて「Grand Seiko」の良さはなんなのかというのを考えてみたいと思います。
まずグランドセイコーというのは、
「究極の実用時計」
を目指しています❗️
では究極の実用時計とは、
「正確さ」
「美しさ」
「見やすさ」
「使いやすさ」
「長く愛用できる」
これらにこだわっているという事です。
今回は3つのムーブメント、9F,9S,9Rの中で9Fクオーツムーブメントについて書いてみたいと思います(ちなみにムーブメントの9は究極の究(9)を表しています。)
それだけSEIKO社はグランドセイコーのムーブメントに自負があるという事だと思います。
・9Fクオーツは1993年に開発されています。クオーツでありながら複雑な構造のために手作業で組み立てられております。
・年差±10を実現(一般的なクオーツは月差±20秒程度)。1日に540回の検温と補正を繰り返し高精度を維持しています。
・ほぼフルメタルのパーツで構成(汎用クオーツなどはプラスチックなどを多用)
・美しい地板の仕上げ。強度は汎用クオーツの4倍とか。
・緩急スイッチ 一般的なクオーツにはついていない歩度調整用のレバーがあり微少なズレも修正出来る。
・ツインパルス制御モーターにより長く太い針を回す事が出来る。力を生み出すコイルは通常の倍。
・瞬時に切り替わるカレンダー「瞬間日送り機構」
・「バックラッシュオートアジャスト機構」
ひげゼンマイを組み込んだ制動車により歯車間のあそびを抑え秒針の指示誤差を軽減。
・「スーパーシールドキャビン構造」
ムーブメント内部へのゴミの侵入や、油切れを防ぐ高気密構造
など数え上げれば切りが無く、間違いなく世界最高峰のクオーツムーブメントな訳です❗️
そして、そのムーブメントは誰にでも組み立てられるわけではなく9Fクオーツは長野県にある「信州時の匠工房」にて限られた技術者によって製造されているわけです。
これだけ優秀なクオーツ時計が1番安価なモデルで23万+税で購入出来てしまいます。
ここからは少し愚痴になってしまいますが、これだけ優秀な時計が我が国のブランドにありながら、何故かオ◯ガ、やタグ・◯イヤーなどのクオーツ時計を買う方が多いんですよね💦
以前も記事にしていますが、腕時計でクオーツ時計を作ったのはSEIKO社な訳です。
それなのに後発で作られたしかも9Fクオーツより優秀でないと思われる舶来のクオーツ時計を同じような値段で購入されているわけです。
それこそ、今SEIKO社でもソーラー電波の時計は3万ちょっと出せば購入出来てしまいます。電池交換も要らず、電波を受信出来れば時間もズレないという優れものです。
でもそれとグランドセイコーは全く別物です。SEIKO社のありとあらゆるクオーツへの知識、技術の結晶で、限られた人間にしか造れない時計な訳です。
さあ、グランドセイコー9Fクオーツは高いと思いますか⁉️