腕時計って必要⁈

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カンパノラ デュアルタイムモデルが私にとって最高のモデルであるこれだけの理由‼️

私の大好きなブランド、シチズン「CAMPANOLA」

その中でも歴代最高のモデルであると思うのがデュアルタイムモデル。では何故私がこのモデルを最高だと思うのか理由を書いていきたいと思います(飽くまで私が最高と勝手に思うだけでありますので)。

 

1,圧倒的な漆の面積

2,価格

3,デザイン

4,すでに廃盤であること(希少価値)

 

それでは1から話していきたいと思います。

これは、こちらの記事↓

ninninninja1979.hatenablog.com

 

にて書いていますが歴代カンパノラの中で圧倒的な漆面積になると思われます。多ければ良いと言う話ではないですが、少ないよりは多い方がいいですよね。CTU57-1261武田双雲モデルは微妙ですが、CTU57-1241黒麗とCTU57-1242深緋は文字盤一面ほとんど「漆❗️」と言っていいくらいの面積です。

 

2,価格

武田双雲モデル 60万+税(例外)

黒麗 40万+税

深緋 36万+税

この価格、メカニカルコレクションも出来てしまった今現在のラインナップでは高く感じないと思いますが2009年当時のカンパノラのラインナップだとかなり高価格になります。それ以前のCTY57シリーズ(茜宙など)も高価格でしたがそれはソーラーモデルという事もあったと思います。クオーツモデルでありしかもデュアルタイムだけの機能にも関わらずこの値段というのはこれは漆文字盤にかかるコストではないかなと。あとはデュアルタイムの為だけに作られた専用設計のクッションケースへのコストでしょうかね。

この後発売されるエコドライブ、フレキシブルソーラーシリーズの限定「塵地螺鈿」300本が33万+税ということを考えると、螺鈿細工を施すよりフレキシブルソーラーのムーブを載せるよりただのクオーツのデュアルタイムにコストがかかっているという事になります。なので定価で考えたらとてもコスパの悪い時計なのかも知れません。でも中古市場では値段の逆転が起きていてコスパの良い時計へと変貌しております。黒麗と深緋は20万前後で購入出来てしまうわけです。私の知識が少ないだけかもしれませんが20万前後でこれだけ見た目が綺麗な時計を私の中では見た事がありません(ありましたら教えていただけますと嬉しいです。欲しくなってしまうのは困りものですが)

 

 3,デザイン

クッションケースというデザイン。これは賛否あると思いますが私は人と被らない時計が好きです。国産の時計はラウンド型(丸型)が圧倒的に多いということを以前お伝えしましたがカンパノラにも同じことが言えまして、昔はトノー型がありましたが今現在のカンパノラは全てラウンド型になってしまいました(おそらく)。1,2本だけならラウンド型だけでもいいと思いますが複数本時計を所有してくるとラウンド型だけだと物足らなくなってきます。トノー型に関してはカンパノラでも複数のモデル存在します。デュアルタイムでも所謂「ミスチルモデル」がありますね。私の申し上げているデュアルタイムモデルはCTU57-12〜の型番でクッションケースのモデルは3品番しかありません。カンパノラの中でも更に人と被りにくいのがクッションケースのデュアルタイムモデルであろうと思っています。

そしてクッションケースが被りにくいから、だからそれだけでクッションケースが良いと言っているわけではなく、

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この画像で見ていただくとわかりますがベゼルがなくガラスからバンドまで見事に綺麗なカーブを描いております。

あと文字盤も私の好みで、例えばグラコンだと、

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断面にすると青の線で描かれたような形になります。五徳リングが中央に向かって下がっていく形(少し抉れているように感じます)、文字盤は中央に向かって盛り上がっていく形(球面状)、ちなみにほとんどのカンパノラが五徳リングは中央に向かって下がっていく形です。

 

それに対し、

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少しわかりづらいかもしれませんがデュアルタイムは五徳リングも文字盤も中央に向かって盛り上がっていく形(球面状)になっています。

何故この形が良いのか自分自身でもわからないんですが直感的に良いと感じたんですよね。

ですがこの形をしてる事によって写真映えが1番悪いモデルになっているような気がします。(カタログなど真正面からの画像だとのっぺりしてるように見える)

でも実物は素晴らしい時計で、カンパノラの中でカタログと実物で1番良い意味でギャップを感じるモデルだと思います。

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クッションケースであることで時計全体が丸みを帯びていて、尚且つ五徳リング、文字盤も丸みがある。飽くまで私感ですが他のカンパノラはどことなく男っぽさ、というか武骨な印象を受けるんです。それが五徳リングの角度なのか、複雑機構のせいなのか自分でもよくわからないのですが、、。

それに比べてデュアルタイムはデュアルタイム部分こそ内側に抉れていますがあとは本当に曲線美が素晴らしいです。なんていうんでしょうか、「色気」があるんですよね。黒麗は男の色気、深緋はその色も相まって女性らしい「妖艶」というかなんというか、、

そういえばコカコーラのペットボトルも女性の身体のラインを表しているから男性はついつい本能で手に取ってしまう、という話を聞いたことがあります。デュアルタイム深緋にも女性を想起させる、そんな一面があるんじゃないかと思います。何やら最後は少しおかしな話になりました笑

 

4,廃盤モデル(希少価値)

ですが、これはそのままで、もともと武田双雲モデルと黒麗は限定100本、深緋は限定ではないですがそこまで本数が出てるとは考えにくいので個体数が少ない。そして現状廃盤で手に入れにくいというのは所有欲を満たしてくれますよね。 

そして最後にですが私がカンパノラの存在を知ったのは2013年ぐらいになりましてマニアックな時計で情報の少ない中、2009年のデュアルタイムモデルの存在まで行き着き、そして購入し、自分の目に狂いがなく素晴らしい時計であったということがデュアルタイムモデルを最高のモデルにしてしまっているところもあります笑

カンパノラフェアで歴代モデルも大体この目で見ましたし、最近ですと「金鸞」ぐらいまでは見ております(見るのと持つのでは違うこともわかっております)。でも私個人的にはやっぱり総合的に見るとデュアルタイムモデルは最高のモデルだと思います。少し大袈裟かもしれませんが高級クオーツ時計の1つの完成形ではないかとさえ思っております。

最近の螺鈿細工が施されたメカニカルモデル、確かに綺麗だとは思います。クオーツモデルでは螺鈿細工のモデルは出さないのでしょうかね?このままカンパノラは更に高級路線になっていってしまうのでしょうか⁇

カニカルモデルが出る前からカンパノラを好きだった人達は「クオーツ(ソーラーも含めて)最強のガワ時計」という感じで考えてた方が多いのではないかなと思うんですよね。もちろんカンパノラでメカニカル出して欲しいと思っていた方もいるとは思いますが。

「塵地螺鈿」が33万+税で販売していたことを考えれば「琉雅」や「紅明」もクオーツ(ソーラー)モデルなら40万前後で出せたんじゃないかなと。

カニカルになった事で30〜40万くらい高くなってしまっているように感じます。じゃあそのムーブメントは⁈と言えば、買収したラジューペレの高級ムーブメントを載せました、とのことですがビッグデイトではありますが精度は-5秒〜+10秒、パワーリザーブは42時間と至って普通の機械なわけで、、、。今やティソのパワーマチック80のクロノメーター規格の時計が安い海外通販サイトなら4万くらいで買えてしまう時代に、、、、

せめて80時間リザーブのムーブメントを載せて今ぐらいの値段にして欲しいなと。

 

そんなこんなで最後は少し不満を言う形になってしまいましたが上記の理由から私的にはデュアルタイムモデルが歴代最高と思っています。そして販売している当時に購入した方でなければ2018年現在に1本目のカンパノラにこの時計を購入する方はまずいないと思います。

カンパノラのコンセプトを1番体現してると思われるグラコンモデル、恐らく1番売れているであろうコスモサインモデル、電池交換要らずのソーラーモデル、今ならメカニカルモデルもでしょうか、そこら辺のモデルを所有してその後初めて目が行く可能性があるのがデュアルタイムモデルではないかと。勿論1本購入して満足する方もいっぱいいらっしゃるでしょうし。

私としてもカンパノラ3本目にして初めて辿り着いたデュアルタイム黒麗、4本目に武田双雲モデル、そして5本目にてデュアルタイム深緋と3兄弟をコンプリートする事になりました。

今までの流れですと私が今後発売されるカンパノラを購入することはほぼないと思います(金銭的にも無理です笑)

50万以上が当たり前、100万越えも出てきた時計を、「あ、これいいな」で簡単に買える人は少ないと思うんです。

それともカンパノラはそういう方を相手にするブランドにしてしまうのですか⁇

 

シチズンさん、もう一回カンパノラの在り方を考えてみては頂けませんか?

そもそもシチズン(CITIZEN)という社名は「市民に親しまれるように」という思いから付けられたと聞きます。

だからカンパノラは「シチズンのロゴを入れてないでしょう」と言えば確かにその通りです笑

 

螺鈿細工デュアルタイムモデル発売❗️40万+税」

 

とかになったら飛び付いてしまうでしょうけど。ないよな〜笑